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ラノベの川原で水遊び -先月のラノベ(7月)-

 みなさんお久しぶりです。微つり目ボブカットの顔のいい2次元女すこすこ太郎です。違いました。まつかんです。

 最近ラノベ読んで狂ったりアニメ視聴したりくらいしか趣味らしい趣味のない私ですが、社会人になってから学生時代ほどオタクコンテンツにどっぷり浸かるというのが難しくなっていることを実感します。オタクはよくコンテンツを沼と表現しますが、最近私は沼というより川遊びと表現する方が適当なのではないかと考えています。適切な距離感で(と表現するのが適切かどうかは置いておいて)接すると沼に沈むほどではなくとも十分に楽しめる程度には昨今のコンテンツはレベルが高いです。私はこの状態を浅瀬でチャプチャプしてる、と表現しています。まあ足を踏み外したり突然増水したりして水難事故に遭う可能性と常に隣り合わせなのもまた川遊びなわけですが。

結局何がいいたいのかってことなんですけど、最近私は水難事故に遭うようなことはほぼないのですが、それはそれとしてオタクの逃れない性として自分の好きなコンテンツに他のオタクが沈んでいくのを見るのはやっぱり好きなんですね。

 というわけでですね、アウトプットがてら川を覗き込むオタクをひとまず浅瀬での水遊びに誘うところまでは私もしようかなと思ったわけです。そっから先は誰か別のオタクが足引っ張ったり勝手に溺れたりしてくれるでしょ。最近もオタクを1人岸から突き落としたところですし。

 

 というわけで2021年7月分からその月に刊行されて読んだラノベの感想とか書いていこうかなあと思います。もう8月2/3終わってるんですけどね。なんなら来月分の話もしないといけない時期。8月分はもっと早く上げるつもりしてます。

 

1.『幼馴染で婚約者なふたりが婚約者をめざす話』2巻(HJ文庫

リンク:http://www.hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/971.html

 発売日順に行くと1日発売のスニーカー文庫HJ文庫あたりになりますが7月はこの1冊だけですね。以前にも書いた気はしますが、突然婚約者ができたりなんだったりするところから始まるラブコメは割と好きなんですが、この作品は最初っからイイトコの子女として婚約者になって年月が経ってる状態からスタートするんですね。じゃあどう話ふくらますの?って話ですがまあ結局普通の幼馴染もののラブコメです。何が普通なんか知らんけど。とりあえず次の巻も読んでもいいかなーと思う程度には面白い作品です。そのうち化けるでしょ。多分。きっと。メイビー。

 

2.『新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち』2巻(電撃文庫

リンク:https://dengekibunko.jp/product/mahouka/322012000006.html

 魔法科の新シリーズの2巻目。魔法科の世界観を使った完全な別作品と言って良いこの作品ですが、これも安定して面白いです。お兄様が絡まない平和な作品になるかと思いきやまあまあ不穏な感じ漂ってきてはいたので話がどう進んでいくか楽しみですわね。とりあえずアリサと茉莉花がゆりゆりしてくれてたらこちらとしては文句はないです。百合のオタクなので。

 

3.『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』5巻(文庫)

リンク:https://ga.sbcr.jp/product/9784815611699/

今 月 の 大 本 命。なろうで既に読んでいて展開を知っているにも関わらず頭おかしくしてくる椎名真昼とかいうヒロインマジでヤッてる。

ん゛か゛わ゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛

全オタク、天使様をキメていけ。

 

4.『推しが俺を好きかもしれない』(富士見ファンタジア文庫

リンク:https://fantasiabunko.jp/product/202107oshiore/322101000750.html

 今月2冊出る推しとラブコメする作品その1。まあ無難に面白かったです。ヒロインが面倒くさいし主人公も面倒くさい。創作物として読む分には一生ニチャつけます。ニチャア…

 

5.『きみは本当に僕の天使なのか』(ガガガ文庫

リンク:https://www.shogakukan.co.jp/books/09453016

 今月出る推しとラブコメする作品その2。発売前にチェックしたときから既に「わあ」って思ってましたね。同じ月に同じような作品が2作出るなら読み比べてみなければなるまい、と思い読みましたとも。感想としては作品そのものの質というか、ストーリーや題材の選び方という点ではこちらが上。とは言え先にも述べましたがキャラ同士がイチャつく様子をニチャつきながら眺めるという楽しみ方をしたいならあちらが上でしょうね。

 この作品を読んで思ったこととしては1巻終了の段階で話がだいぶ綺麗に纏まってしまっていて、2巻以後が蛇足になってしまうのではないかという心配はあります。未回収の設定も沢山あったように思うので作者としては続きを書くつもりはしているんじゃないかとは思いますが。とりあえず2巻を読んで判断したいと思います。

 

6.『負けヒロインが多すぎる!』(ガガガ文庫

負けヒロインが多すぎる! (ガガガ文庫 あ 16-1) | 雨森 たきび, いみぎむる |本 | 通販 | Amazon

リンク:https://www.shogakukan.co.jp/books/09453017

着想自体は面白いな、と思った。が、正直そこ止まりでしたね。発売日前の試読の段階で薄っすらそんな気はしていたが読まずに批評するのも主義に反するので読んだけどまあ2巻以降はいいかな…って感じ。いわゆる負けヒロインと呼ばれるヒロインは私も結構好きではあるけれど、それはやっぱ負けヒロインだから好きなんじゃなくて、好きなヒロインが偶然勝てなかっただけなんやなって感じ。

 題名の通り色んな負け方したヒロインが何人も出てくるわけなんだけども、「はいこういう負け方したヒロイン出しますよ!」と紹介するために3人のヒロイン全員順番に次々と1度負けさせてしまうんですね。当然個々のキャラの掘りは甘いし、この巻で深掘りされるキャラもいないに等しい。出てくる女の子それぞれに“負けヒロインという属性”を付与するために1冊使っている印象でした。“負けヒロイン”がヒロインの属性として成立するのは『負けるまでの物語の積み重ねによる読者の入れ込み』としての要素が大きく、そこを無視するのは単に“負けヒロインという属性”を付与しておけばいい、といった感じを受けました。私には合いませんでした。

 

7.『お嫁さんにしたいコンテスト1位の後輩に弱みを握られた』2巻(MF文庫J

リンク:https://mfbunkoj.jp/product/oyome-con/322102001217.html

 そこそこに面白い。適度にニチャつきながら読める。とりあえず次も買ってやるかーと思える程度にはニチャつける作品なのでそれでよし。連れカノだって化けたのは4巻だし、しばらくは様子見でいいでしょう。

 

8.『義妹生活』3巻(MF文庫J

リンク:https://mfbunkoj.jp/product/gimaiseikatsu/322103001903.html

今 月 の 本 命 そ の 2。1巻時点で十分に面白かったし2巻もしっかり期待を越えてきたこの作品でしたが3巻で確信を得るに至る。この作品はガチ。今なら全然間に合うんで読むといいと思います。ていうかせっかく態々書籍版も買ったのに特典のボイスドラマ聞いてないな…

 

9.『カーストクラッシャー月村くん』(オーバーラップ文庫

カーストクラッシャー月村くん 1

リンク:https://over-lap.co.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?shop=0&pid=9784865549560&vid=&cat=BNK&swrd=

 読む前は「どっかで見たようなあらすじだな???」と思っていました。だってこんなん『千歳くんはラムネ瓶のなか』の2番煎じ作品やろ、と誰でも思う。まあ正直言って読んだ後の今でもチラムネルーツにしたインスパイア作品だとは思ってますが、少なくともしょーもないn番煎じ作品ではないのかもしれない、とは思っています。ラストの引きが上手い。はよ続きを読ませろ。はよ。

 

 以上9作品のご紹介でした。この辺が私が最近川の浅瀬でチャプチャプ楽しく遊んでいるような作品になります。怖くないよ。一緒に遊ぼ?

 次回は多分『来月のラノベ(9月)』になるかなあと。『千歳くんはラムネ瓶のなか』6巻の2周目を読み終わり次第発狂ブログも書くかもしれません。こんなこと連れカノ4巻ぶりだね。衝撃はあの時の比じゃないけど。それでは皆様ごきげんよう