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刀社嵐の亡霊が教える!今日から使えるひらりおり! -ひらりおりで相手のテンポを破壊するには-

 みなさんこんにちは、まつかんです。今年もこの季節がやってきましたね。はい、12月です。というわけで今年もへくとぱ氏のふるよにアドベントカレンダーに参加させていただきました。

 エントリー段階では毎度の如くクルルでなんか書くかーと思っていたのですが、どうも最近社交界ユキヒがよくTLの話題に上ってるような気がしておりまして(もしかしたら本当に気のせいなのかもしれないが…)、じゃあいっそ社交でなんか書くかーと思い至って今回の記事を書くことにしました。

 リリースされて既に2年ほどが経つ社交ですが、†嵐の力†で虚空から2/2飛ばしたりバイク違法改造して虚空から3/2飛ばしたりする同期や決闘もせずに英雄譚を語り始める後輩の影に隠れて環境で華々しく活躍することもなく、一定以上のふるよに力を持つミコトがフリプで使う分にはなかなか面白い、くらいの立ち位置を維持してるかなーと勝手に思っていたのですが、ここ最近なんか急に(まあ十中八九カムヰとかいうヤベーやつのせい)社交が注目、とまでは行かずとも話題に上るようになったように思います。

 そうなると今まで全く社交を触ったことのないミコト諸兄の中にも社交がどんなメガミなのか、その象徴とも言えるひらりおりがどういうカードなのか気になっている、という方も多いのではないでしょうか。しかしその割にはひらりおりや社交について書かれた記事はほとんどないためいまいちよく解っていない、というのが実情ではないかと思います。

 

 というわけで今回は奇特にもひらりおりに魅せられ、暴力渦巻く阿鼻叫喚のカオスとさえ言えたS5において社交を使って環境を生き抜いてやろうとしたの亡霊ことこの不肖まつかんがひらりおり初心者に向けたひらりおりの回し方を書いた記事を贈らせていただきます。ただし、この記事はひらりおりがどういう効果を持つカードなのかは解るけどいまいち回し方が解らない…という方向けの記事となりますのでそもそもひらりおりが効果も含めてどういうカードか全く解らない…という方は恐れ入りますがまずはひらりおりのテキストを100回読んで効果だけでも理解してください。下に載せておきますので。

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・この記事を読むに当たっての前提

 この記事を読んでいただくに当たり、以下に書いてあることは当然理解されているものとします。ご容赦ください。

 ・ひらりおりのカードテキスト

 ・閉閉開の順番で傘を開閉すると3Tに1度2/2を飛ばし、ひらりおりは無限に持続する

上記の内容が理解できていればこの記事をお読みいただいて参考にしていただけるはずです。

 それからひらりおりというカードは相手のテンポを破壊して有利な盤面を作り出し、押し切ることを目指すカードであると私は考えています。このことを頭の片隅に入れておいていただければと思います。

 さて、ところでこの記事を読んでらっしゃる読者諸兄がどの程度筆者のことをご存知なのかは存じ上げませんが、私のことをご存知の方は私が常々「ふるよにはしたいけど桜花決闘はしたくない」だの「試合中は頭を使いたくない(からクルルを握る)」だのと言っていたのを聞いていて今回の社交というビートメガミのようにも見えるメガミを愛好しているのを不思議に思う人もいるかもしれません。しかしながら私に言わせていただけば、ひらりおりはクルルです。は?何言ってんだ?とお思いかと思いますが、ひらりおりはある程度決まった手順でもって育ててやれば誰でも簡単に一定以上の出力が出せるカードです。勿論完全に使いこなし、極めようと思うならそれだけではいけないのですが、記事を読み終わったころにはひらりおり初心者のミコト諸兄諸姉でもひらりおりの基本のキを習得している、そんな記事を書かせていただければと思います。

 

・デッキの構成

 お待たせしました。ここから本編です。今回の記事では私が最も基本的な使い方であると考える『くるりみ使用による4T射出型中速デッキ』の基本の動きをご紹介したいと思います。あくまで中速デッキですので環境の高速化には基本を修められた皆さんが応用してご自身で対応させてください。

 とはいえまずはデッキの構成についてお話します。ひらりおりデッキを使う際は相方のメガミの札を最低でも4枚、慣れないうちは5枚程度入れるようにしてください。ひらりおりを維持、育成するためには相方のメガミの通常札を使用する必要がありますが、そのためにはそもそも相方のメガミの札を引けないようでは意味がありません。なのでひらりおりを安定させるために4~5枚程度相方メガミの通常札を入れましょう。まあユキヒのカードはどれもこれもカードパワー低めなので自然と相方メガミの札中心となるでしょうが。

 

・動かし方

 さて実際にどう動かしていくのかですが、この型で一番大事なのは決闘開始から4T目です。多くのデッキにおいて、1巡目、とりわけ3T目の動きが重視されるのはこの記事をお読みいただいている方はよく理解されていると思いますが、この型では序盤はまず4T目に焦点を合わせて動きます。

 なぜ4T目なのかと言うと、ひらりおりを展開する4コストを無理なく貯めて展開できるのが4T目だからです。聞いてみれば当たり前ですね。なので3T目までは後ろの方で適当に時間を潰してください。よこいとからの纏いとかお勧めです。4T目からの具体的な動きをこれから書いていきます。

 4T目

傘を閉じた状態でひらりおりを展開し、相方の札を使用しひらりおりの上に桜花結晶が4つ乗った状態にするターン。この時使用するのは2/2などの相手がライフ受けしにくい札が望ましい。そのまま付与札領域の桜花結晶が4つ以上となり強化されたちからぞえで追撃をかけ、相手のオーラに負荷をかける。

 上述の通り、ひらりおりデッキは相手のテンポを破壊してそのリードで押し切ることを目指すデッキです。しかし、傘を閉じてひらりおりを育てる間は2/2を飛ばせるわけではないため、ひらりおりの閉時効果により湧いてくる集中を盾に無理やりテンポキープして相手に負荷をかけることを意識しましょう。そういうわけで2/2を連続で投げられるといいですね。ここで相手にオーラを削ることでダストが生まれ、ひらりおりの上に乗せる結晶を確保するという狙いもあります。なので相方の2/2とちからぞえ/おどしつけは再構成時に握っておいて5枚再構成をしましょう奇数再構成をしてもよこいと/たていとが後で帳尻を合わせてくれるので気にする必要はありません。傘はまだ開きません。

 5T目

しゃがみのターン。全力札を使用するならここ。ここでも要返しなどの自分のテンポを整える札というよりは大地砕きなどの相手のテンポに負荷をかけるような札が望ましい。このターン傘を開く。

 とにかく相手に負荷をかけ続けます。相手のオーラを削ったり畏縮を撒いたりして相手のテンポに負荷をかけ、かさを開くことで相手にプレッシャーをかけます。

 6T目

2/2を飛ばしたらくるりみを使用して傘を閉じ、引いてきた相方の札を使ってひらりおりをさらに育てる。傘を再度開き、以降開きっぱなし。

 このターンから2/2を飛ばし続けることになります。このターンでひらりおりの上には6つの結晶が乗ることとなり、このターンも合わせて4ターン2/2を飛ばし続ける固定砲台と化します。これが『4T射出型』の名前の由来です。5T目に全力札を使用していた場合このターンはフルリソに加えてくるりみでオーラ1点、ひらりおりから集中が1点湧いてくるので多少無理なオーラ受けをすることもできるのがポイントです。

 7T目以降

引いた札で殴る。

勝ったな(雑)。

 

・最後に

 さて、ここまでお読みいただければ筆者が「ひらりおりはクルル」とほざく理由もお解りかと思います。クルルは暴論としても、燃料使用計画を細かく定めたサリヤに近い、と言えば納得できる方もいらっしゃるでしょうか。まあ私サリヤ苦手なんですけど。サリヤと和解しろ。各ターンにすることをある程度予め決めておくのがひらりおりを安定して運用するコツです。試合開始前、眼前構築時点である程度試合の展開速度を予想し、ひらりおりを使う場合はひらりおりの上に何枚結晶を乗せることを目指すのか、何ターン目にどの札を使ってひらりおりを伸ばすのか考えておきましょう。特に初心者のうちはアドリブで決めるとかやらない方がいいです。

 社交は研究して「こういう動きどうだろう?」と試す過程もまた面白いメガミなので、この記事をきっかけに社交を使ってみようと思うミコトがいれば筆者としても嬉しいです。それではみなさんごきげんよう。ご意見ご指摘ご質問はTwitterまでお願いします。

 

画像:ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME (https://main-bakafire.ssl-lolipop.jp/furuyoni/na/rule.html) より