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100日で回せるようになる傘絡9日目 ~枢式とびくごの同時採用?できらぁ!~

 こんにちは。ついに9日目を迎え最後のデッキ紹介となります。今回は枢式びくごのご紹介です。今日も張り切って更新していきましょう。

 

 では傘絡の枢式びくごのここが強い!という点はなんなのか解説していきたいと思います。

・手札対応とクリンチ、びくごの再構成ダメージ無視による一定以上の硬さ

・びくご故の高いDpt(Dptについては7日目を参照のこと)

・枢式採用による大技耐性

ん? 最強か? 一見するとマジで最強に見えますね。まあ世の中全てがそううまくはいかないのですが。

 読者諸兄のご想像通り、びくごを動かすために全力を2枚叩きながら枢式の機巧を揃えるのはまあまあ難しいです。しかもこれを7ターン目までに決めないといけないのですからまあまあキツいです。ではどうするか? 気合です。練習です。これに尽きます。(科学者が最も言わなさそうなセリフ) こればっかりはクルル系デッキを何度も回してクルルの回し方を覚えていただかないとどうしようもありません。ここで言うクルルの回し方とは初動の決められた動きを決められたように回すことではなく、2巡目のトップから山札を想像し、どのように機巧を揃えていくかを考えるデッキ理解や経験を指しますが、まあそんなことは置いておいて構築紹介に移りましょう。

 

 切札:くるりみ、びくご、枢式

通常札:ふりたぐ、ふりつき、ひきもぐ、えんむすび、あくせらー、とるねーど、もじゅるー

くるりみ…切札におけるびくご用のピンク。枢式の青でもある。

びくご…デッキの軸。

枢式…びくごが苦手とする大技を処理する。

ふりたぐ…赤札の選択肢これ以外にある?

ふりつき…赤黄色。打点源。

ひきもぐ…手札から打てる対応。致命打を躱す用。

えんむすび…いつものつきさし補助。あくつきをあくせらーを使わずに打てるか否かでデッキのダメージ効率が大きく変わってくる。

あくせらー…びくごの必須枠。

とるねーど…いつもの。

もじゅるー…クルルデッキの心臓。

 

とまあこんな感じです。しんどそうですね。実際結構しんどいです。なので頑張ってください。まあ切札の青2枚ともじゅるーないしえんむすびであくせらーには困ることはないはずなので2巡目が勝負です。頑張りましょう。

 申し訳ありませんが今回は具体的な動きの紹介はありません。初動はびくごの基本に沿って4ターンでびくごを開け、5~7ターンの間にしっかり機巧を揃えて枢式を完成させてください。これは特に守りの枢式全般に言えることなのですが(このデッキの枢式の採用理由も守りの枢式です)、2巡目に開けられない場合間に合いません。こちらは1巡かけて準備しないといけない都合上2巡目に開けられない場合次に開くチャンスは3巡目の終わりになってしまいます。その頃には既に試合が終わっていることが賢明な読者諸兄にはお判りのことと思います。なので気合で2巡目に枢式を開けてください。

 

まとめ 

 いかがでしたでしょうか? 今回まで計7つのデッキを紹介してまいりました。どのデッキにも強みがありますが、その全体としてのまとめは次回に書きたいと思います。次回が最終回となります。どうぞ最後までお付き合いいただけると幸いでございます。

 それでは最終回でお会いしましょう。ご意見ご指摘ご要望は私のTwitterまで。

 

 

おまけ

 記事を書いてる間TLで観測したので傘絡ミラーについての知見を書いておきましょう。まず結論から言うとじゃんけんです。その上で申し上げますと純粋えれきからつきさしを抜いてサブ打点にとるねーどを採用し、後ろでレンジロックするデッキを組むのが丸い、というのが私が平日の旅(*①)で2度傘絡ミラーを経験して得た結論でした。どういうことか解説しましょう。

 まず、クルルミラーにおいて最も採用されやすいのはびくごルートです。クルルミラーは純粋なスピード勝負になりやすく、その組み合わせの持つ最速デッキをお互いにぶつけ合います。しかし、どろりうらびくごは枢式に対して弱みを持ちます。枢式でどろりうらを抜かれ、つきさしのケアを完璧にされると打点が一気に足りなくなります。傘絡ミラーにおいてはお互いに持つひきあし/もぐりこみが強烈にお互いのつきさしを咎めており、傘を閉じていても打点の出せるえれきデッキに枢式を積まれると一方的にクロック負けすることでしょう。

 では枢式を積んだえれきデッキはというと、このデッキは機巧と枠の都合上サブ打点としてつきさしを採用しなければならず、さらに切札が実質いんどれしかないためこのデッキは1日目のえれきをベースにサブ打点につきさしではなくとるねーどを採用した遠距離レンジロックに対してえれきの打ち合いで不利となります。

 しかしここでどろりうらびくごです。遠距離ロックえれきデッキは大半のつきさしに依存したデッキに対して有利が付くのですが、残念ながらどろりうらびくごにだけは有利とは言い切れません。

 以上より、ここにどろりうらびくご、遠距離レンジロックえれき、枢式えれきの3デッキにより見事に3竦みが完成しました。いやー、楽しいですね。大抵の組み合わせにおける完ミラーは本当に虚無になりがちですが(私はこれまで公式戦で傘絡ミラーを始め銃鎚、戦書、忍爪で2回、傘櫂で完ミラーを経験しています。いづれもとどでした)、傘絡ミラーは読み合いが発生する!ゲーム!楽しい!やっぱ傘絡は最高やな!