まつかんのブログのような何か

まつかんが不定期に更新するブログのような何か

100日で回せるようになる傘絡7日目 ~びっぐごーれむ概論~

 まつかんです。7日目です。ついに1週間連続投稿です。流石に自分でも半ば引いてますが今日も元気にやっていきましょう。

 さて、今回からいよいよ傘絡の三大アーキタイプのラスト1つ、びっぐごーれむ型の解説です。今までにも今回の100日傘絡に限らずクルルの構築紹介はいくつかしてきましたがびくごは初めてですね。というかびくごって基本的にクルル初心者が簡単に回せるものでもないので界隈全体で見ても構築紹介記事は少ないように思いますね。まあ忍機器みたいなクソ簡単な上にかなり強い構築も中にはあるわけですが。

 それはともかく。びくごが敬遠されがちな理由の一つが科学者が嬉々として唱えだすあのフレーズでしょう。

 

“2宿しターンエンドどうぞ”…“ターンいただきます、再構成宣言全力行動、とるねーど。ターンエンドどうぞ”

 

これである。これだから科学者は…(盛大な棚上げ) まあ言い訳を聞いてやってください。びくごはその始動にかかるコストがとても大きく、びくごを開けるだけでも4フレアを必要とします。全力2枚叩きながら3ターン目までにそんなAP湧かせるのは一部のメガミとの組み合わせを除いて基本的には無理です。となるとびくごが動き出すのは2巡目からとなり、じゃあいつ再構成しても一緒だよね? なんなら早い方が相手が近づいてきてない分安全だよね? 始動も1ターンでも早くしたいしね、という極めて合理的な理由による行動がこの2宿しリシャとるねなのです。これマジで最初に考えついた人天才だろ…

 

 というわけで今回は具体的な構築紹介からは一旦お休みしてびくごの基本を解説したいと思います。是非ともお付き合いいただけますと幸いです。

 

・びくごの意義

 そもそもなぜびくごデッキを使うのかというと、多くの場合はズバリ、びくごデッキが速いからです。同じ組み合わせで組めるデッキアーキタイプの中で比べた時、ごく一部の例外はありますが、環境で見かけ得るクルルXの中でびくごデッキが最も速いか、もしくは同速程度の速さであることがほとんであり、なんならびくごくらいしか強いデッキタイプがないのに環境で見かけ得る組み合わせなんてのも珍しくありません。

 ここから書くことは完全に私個人の意見ですが、びくごの遅いクルルXと枢式を組み込めないクルルXは握る価値は余りないと思っています。まああの絡兜とか言うやつえれきしかないくせに強いんですけど。

 では“速いびくご”とはどういうものかというと、私の中の基準では、『1巡(3ターン周期)で3点取れるか否か』だと思っています。この1巡3点がびくごを組む上での最低ライン、これを割るようならびくごにする価値が薄い遅いデッキ、これ以上のDpt(Damage per turn。シンオウ地方は関係ありません)を出し得るデッキは“速い”とされるデッキであると思っています。ちなみに第1シーズンに開発され、びくごが3コスから4コスにナーフされる原因となったとも言われる忍絡のDptはおよそ1.66です。頭おかしいですね。

 

・びくごでDptを上げる方法

 じゃあどうすればDptの高いびくごデッキを組めるのかですが、基本的なびくごにはとるねーどが打点源として採用されていることが多いことを考えると、びくご起動時の1点と合わせてあと1点は山札が1巡する間に取りたい計算です。Dptを高める方法としては私が思うに以下の3つ方法が挙げられます。

①切札に全力札を持つ

②優秀な全力付与を持つ

③ライフを取れる全力札を持つ

この3つです。①の例を挙げるならシンラクルルの天駁びくごでしょうか。トップからとるねか詭弁を引いて打てればびくごが動くのでどうあっても1.00以上のDptが出ます。②はサイネクルルの無音壁びくご。これも原理としては①と同じで、黄マナを残しながらデッキを薄くして回転を速めることで1.00以上のDptを叩き出すことを目指すデッキです。③は詭弁やつきさしなどの置けさえすればライフを取れるような全力札を持つような組み合わせです。このような条件を満たす全力札を持つ組み合わせがびくごデッキとして使用に耐えうるとして使われているように思います。

 

・びくごの基本の動き

 最後にびくごの基本の初巡の動きをご紹介します。紹介と言っても本当に皆さんご存知のことを再確認するだけの項となるかもしれませんが。

  パターン1:初巡3ターンでびくごが開く場合

1ターン目:とるね

2ターン目:手札を伏せて2宿し

3ターン目:もじゅるー貼って行動札を叩きつつあくせらーから全力札を使用し、湧いたAPでびくごを開いて起動する

  パターン2:どう計算して動きを詰めても初巡3ターンでびくごが開かない場合

1ターン目:2宿し

2ターン目:再構成からとるねーど

3ターン目:集中で宿しながらびくごを開き、ハンドにあればもじゅるー展開

4ターン目:あくせらーから全力札を使用してびくご起動

 

この2パターンが基本となります。1つデッキを覚えるとそこから応用が効いていって楽しいのがびくごの面白さですので、ぜひ色々なびくごデッキの動きを覚えて1人回しでいいので試してみてください。クルルの序盤力が付いていくのを実感できると思います。

 びくごで大事なのは初動です。びくごは準備が終われば高いDptを叩き出すポテンシャルを持っていますが、びくごが起動するターンが1ターン遅れるだけで勝ちが1ターン遅れるので初動は特に練習してください。

 

まとめ

 いかがだったでしょうか? 今回はびくご概論ということでびくごの基本を書かせていただきました。びくごは最初はとっつきにくいかもしれませんが回せるようになればとても強力なアーキタイプなので是非皆さんどんなものからでもいいので覚えて回せるようになるといいと思います。

 個人的にお勧めなのは琵絡のびくごの動きです。これを覚えれば大抵のびくごの初動に応用が効くと思います。もちろん次回から始まる傘絡のびくごの紹介記事も参考にしてくださると幸いです。ご意見ご指摘ご要望は当方Twitterまでどうぞ。それではまた。