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頭えれきのミコトのデッキ紹介:クルル/ホノカ ~97%Wえれき~

みなさんこんにちは、まつかんです。

突然ですが皆さんはクルルについてどうお考えでしょうか? 1巡目の動きが難しくてよく解らない、初動で事故ると虚無、など引き次第で出力が大きく変わってしまうことから生じる苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか。

しかし初巡のマリガン事故が一切なく、先手2ターンで安定して、というより相手の妨害がなければほぼ確実にえれきてるを2回打てるデッキがあるとすればどうでしょうか? 少しはとっつきやすくなるのではないでしょうか。

というわけで今回は絡旗、クルル/ホノカのえれきてるデッキについてのご紹介です。個人的にクルル初心者がクルルに慣れる、練習をするにあたって非常に適したデッキだと思っています。非常に安定感のある初巡の動きを覚えて少しでもクルルへの苦手意識がなくなればいいかと思います。

 

・絡旗がえれきてるデッキにおいて優れている理由

では絡旗がえれきてるに適しているというのはなぜでしょうか。理由は主に以下の通りです。

①切札だけでえれきてるの機巧を揃えることができ、トップ事故を起こしにくい

②豊富なドローカードによってデッキの巡りがよくなる

③対応カードも多く、一定以上の硬さを持つ

順番に解説します。

①:えれきてるの機巧は行動3枚に対応2枚、つまり最低でも3枚のカードが必要なわけですが、えれきてるを増やすいんだすとりあ、クルル自身の持つどれーんでびるに加え、ホノカは四季はまた巡り来る(以下四季)という消費コストの軽い行動対応を持っており、トップから引いたえれきてるをそのまま打つことさえ可能となります。これはえれきてるデッキを組んで回すに当たって非常に安定感を与えてくれます。

②:義旗共振(以下義旗)や四季のドローによってデッキ1周のスピードを上げればその分えれきてるで相手のライフを削る速度は当然速まります。

③:えれきてるデッキはえれきてるが機巧として対応札を要求することから対応札を多く採用することからコントロールデッキ寄りのゲームプランを求められますが、その動きを支えるだけの最低限の対応力を持っています。対応札で相手の攻撃を受けきり、えれきてるでクロックを刻んでいきましょう。

 

・構築例

 切札:どれーんでびる、いんだすとりあ、四季はまた廻り来る

通常札:えれきてる、あくせらー、もじゅるー、義旗共振、自由枠3枚

順に解説していきます。

どれーんでびる…機巧。再構成時に再起するいんだすとりあとも相性良し。

いんだすとりあ…えれきてるを量産する。必須カード。

四季…2ターン目のコンボに必要なハンドを揃え、2巡目以降もドローを加速させる。

えれきてる…説明不要。

あくせらー、義旗…ドローカード。最悪2巡目以降は四季の伏せ札コストにしてしまっても良い。

もじゅるー…入れない理由がない。

自由枠…マジでなんでもいい。対応札や、開花で四季を未使用に戻す役割を持てる札が良い。くるるーん、りふれくた、精霊式、桜の翅、桜花のお守り、場合によっては指揮などをお好みで。

 

・立ち回りについて

このデッキで最も大事なのはゲームが始まって2ターンまでの動きです。2巡目以降はドローを適宜使用しつつ相手より先に死なないようにしてください。では2ターン目までの動きを解説します。マリガンについての解説は次項で。

1ターン目

 自由枠を伏せて宿しエンド。

簡単ですね。自然に、まるで自分がクルルを握っていないかのように、いつも通りの決闘をするかのように初手宿しからスタートしましょう。

2ターン目

 集中で宿し、もじゅるー(納1)、四季(自由枠伏せ)(もじゅるー宿し)、どれーんでびる(もじゅるー前進)

2ターン目が本番です。ひとまずどれーんでびるを使用できるフレアを用意したらもじゅるーを置いて切札から行動対応を2枚使用し、前進します。

 あくせらー義旗(1ドロー、戻さず)(宿し)、えれきてる(纏い)、いんだすとりあ(えれき埋め)(宿し)、四季未使用に戻る

このデッキのビックリポイント。これで先ほどの四季と合わせて2ターン目にしてデッキを引き切れました。また、こちらの初手宿しエンドに対して相手も宿しエンドで返してきた場合、ドレーンでびるから義旗がライフに直撃します。そしてあくせらーによって切札の2枚と合わせてえれきてるの機巧が完成したのでライフを1点削れます。えれきてるを打ったらそのままいんだすとりあに埋めるとデッキの底(1枚だけですが)にでゅーぷりぎあが移動し、これによって四季が未使用に戻ります。

 四季(自由枠伏せ)(纏い)、でゅーぷりぎあ(えれき)(纏い)

ここまで手札が1枚残っているはずなので四季で山札に入ったでゅーぷりぎあと交換して追加で1点。先手2ターンからえれきてるを2回打つことができました。ね?簡単でしょ?

2巡目以降はあとはハンドの対応札や四季でライフを守ったりしながらデッキの回転を速めて引いてきたえれきを打っていきます。相手より先にライフを削り切りましょう。

 

・マリガンについて

このデッキにマリガン事故はほぼあり得ません。タイトルにも書きましたが、97%の確率で2ターン目の挙動が確定します。逆に言うと3%弱の例外を除いて開始時に引いた3枚から最適なマリガンが存在するということです。ここで意識するポイントは以下の3点です。

①初手に伏せる札を用意すること

②2ターン目に必ずもじゅるーがハンドにあること

③あくせらーと義旗が山札の底にないこと

これらを意識してマリガンしましょう。マリガン前のドローがあくせらー、もじゅるー、義旗の時のみ引き事故が発生することになりますが、この組み合わせのドローをしてしまう確率は1/₇C₃=1/35=0.0285714285714…(以下繰り返し)≒2.9%となります。

軽く解説していきましょう。①、②については大丈夫ですね。マリガン前にハンドにもじゅるーがなければ最低2マリは必須です。③については四季でドローする際に山札の底から2枚目を引くことになり、あくせらー義旗で山札の底を引き切ることを考えればこれも当然です。山札の底に送るカードは自由枠でもえれきてるでもどちらでも構いません。このマリガンに関しては実際に家で1人回しなどで少し練習してみるといいでしょう。3%弱の例外を引いてしまった場合は諦めて3ターン目に2度打ちしましょう。ちなみに自由枠に桜の翅を採用している場合、マリガン事故が0%になるのですが、こちらは是非ご自身で考えてみてください。

 

以上、絡旗の97%で先手2ターンからえれきてるを2回打てる構築のご紹介でした。えれきてる軸に限らず、絡旗は豊富なドローや開花というシステムがクルルと非常に相性がよく、クルルを玩具にして遊ぶ使うなら初心者から中級者、ベテラン科学者まで1度は1人回し等して触ってみることをお勧めできる組み合わせです。正直これまで私のブログで紹介してきたデッキと違い、とっても強いデッキだよ!とはぶっちゃけあまり言えないのですが、初心者がクルルの練習をするにはその安定度からちょうどいいデッキかなと思うので、是非触ってみてください。疑問点、ご指摘等は私のTwitterまでご連絡ください。