まつかんのブログのような何か

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城下町のダンデライオンを読んでまつかんに推しの作品を読ませようキャンペーン

 皆さんこんにちは、まつかんです。

 突然ですが今、芳文社の作品が70周年キャンペーンとして70円(税込み77円)という狂った値段で売られているのはご存知でしょうか? 対象作品は1200冊以上に上り、勿論『城下町のダンデライオン』も対象になっています。5冊で385円という狂った値段で城下町のダンデライオンが読めるのは今だけ!!!読者諸兄買って読んでくれ。そしてあわよくばアニメも見てくれ。なんならアニメこそ見てくれ。そして一緒に奏様を推そうな。

 …話が逸れました。本題に入ります。タイトルの通りです。この芳文社77円キャンペーンの間に城下町のダンデライオンを読んで感想と推しのキャラをまつかんに伝えてくれた方の推しの作品を私、まつかんが同じ巻数まで読んで私も感想を書きます。私は本気です。私はやります。多分。きっと。めいびー…

 細かい企画内容は以下の通りです。

城下町のダンデライオンを読んでまつかんに感想と好きになったかなーってキャラを言う(購入スクショも付けてもらえるとありがたい)

・読んだ巻数に応じてまつかんがあなたの推しの作品を読んで感想を書く!!

・範囲は7/10 21:20時点でのFF内の方に限り、私に読ませる作品もキャンペーン対象作品内に限らせていただきます。いや流石にね??私も富豪ではないので定価の作品をそんな沢山は買えないのです…

 

今日の更新は以上です。皆さんも奏様のことを好きになってくれることを願って…

100日で回せるようになる傘絡100日目 ~三一構築論 傘絡軸~

 みなさんこんにちは、お久しぶりです。まつかんです。以前連載していた100日傘絡の更新を始めてから今日でちょうど100日目だそうです。皆さん傘絡は回せるようになりましたでしょうか。回せるようになりましたね。回せるようになってなくとも回せるようになった前提で話を進めます。

 今日は100日間傘絡を回す練習をしてきて傘絡を一通り回すことができるようになったミコト向けの、傘絡を三一の軸にする際のメガミの選択について書いていこうと思います。

(※あくまで私が三一を決めるときに意識していることのお話っていうだけです。メガミ構築についてはミコト諸兄にそれぞれ構築論があると思いますので私が書く通りにしていただく必要はありません)

 

 

 三一を組む際には当然ですが相手がこちらの握るメガミを決めるというレギュレーションである以上傘絡だけでなく傘Xも絡Xもしっかり回すことができることが大前提であり、傘絡Xで組める3つの組み合わせがどれも強力である必要があります。ではそのようなXを選ぶ際に私がどのような点を見ているかですが、大きく分けて以下の3つです。

 

環境メガミ、及び月影落への回答

 まずは月影への回答を持つか否かです。個人的に傘絡、というよりクルルは神渉装置:枢式により月影が受かっていると思っています。そしてどんなに環境が変遷していってもなんだかんだこの月影を擁するユリナというメガミは作品の主人公補正も手伝って環境に一定数存在します。なので環境最大手のメガミへの回答は当然として月影落への主張を持つ構築であることをまず第一に考えます。なので傘絡以外の絡Xが枢式を搭載しやすいことは絶対条件となります。そのうえで傘Xが月影に対して主張が持てるかを考えましょう。まあ世の中にはトコヨやサリヤ相手でも月影は当てられると宣う狂信者もいますが一応の主張を持っておきましょう。

 ちなみに、ここを考えるに当たって環境メガミにそもそも傘絡がBANを考慮した上でも手も足も出ない場合はその環境は傘絡Xではどうしようもないので素直に諦めましょう。

 

弱点の重なり、補完については考慮しない

 傘絡は端的に言ってシンラに対して不利がつく構築なのですが(ユキヒがシンラダメでクルルもシンラダメなので当然)、このXにシンラに対して有利が付くメガミ(例えばユリナやオボロ)を入れようとかそういうことは考える必要はありません。そういう弱点となるメガミをBANすることができるのが三一というルールである以上最初から弱点メガミはBANする前提で構いません。ただし、1柱のBANでは不利マッチを引かないようにできないような構築が環境に食い込んでくることが想定される場合はかなり苦戦することが予想されるので、その構築と当たらないお祈りをするのが合理的な範疇にあるかは考慮する必要はあります。

 

傘絡で有利を取れるメガミをBANしないといけないメガミは避ける

 弱点の補完は考慮する必要はないのですが、強みの主張がブレることは避けましょう。主張のブレはBANが不安定になることにもつながり、メガミ選択の時点から思考リソースを割かなければならず、ただでさえ運の要素や試合中の展開に応じてある程度の思考を求められるクルルを使う上で障害となりますし、「傘絡返ってくるならBANはこっちだった」などと後悔することも減らせます。傘絡は基本的に環境メガミに大きく有利が付くまでいかずともその取り巻きに対して非常に強く出られることが多く、その主張がブレないようには意識する必要があります。

 

 

 はい、以上3つが私が三一を考える際に意識していることです。個人的に私は環境で頭半分から1つほど抜けた強いキャラ、構築をメタることで回っているような環境が好みなのですが、特にそういう環境での三一の考え方となります。

 傘絡に限らず三一を組む時の考え方の1つになるかなとも思うのでよろしければ参考にしていただければと思います。

 

最後に現在の環境で傘絡Xを組むなら、というのを個人的にパッと思いつく範囲で書いていこうかと思います。予め断っておきますがマジで思いつきで書いておりますので強度については保証し兼ねます。

 

古…嵐、新型の実質禁止によりゲームスピードが遅くなり、切札を絡めたリーサル見極めのにらみ合いが多く発生するなら復権ワンチャン。古傘で盤面更地にしたい筆者の願望が入っているのは否めない。傘絡で受かってる寄りのハツミが受からなくなるので櫂徹BANでBANが安定するかは要検証。

琵琶…†ファンデッキ†。強くはない。

扇…月影が受かってはいるが古と同様ハツミが受からなくなるのは辛い。ハツミ徹BANによるBAN安定性は不明。平成のふるよになら間違いなくかなり強かった。

→(7/9 00:05追記)扇がハツミ受からないと思っていたのは私だけらしく、境地とか知らんと優秀な攻撃札で殺せば殺せる上に隣が傘絡なので問題なくハツミは受かるようです。んん???もしかして扇傘絡最強か???

鎚…傘鎚と鎚絡と傘絡を全て回せるようになるのに何日かかるんだ???その練習だけで誇張なくシーズン終りそう。

爪…絡爪はなんだかんだ強い。傘爪選手権の覚悟が必要。ぶっちゃけ筆者はそこまで信用できない。

鎌…練習すればそこそこの強度があるのではないかとは思える。ハツミに対してはそれなりに強めか。個人的に傘鎌が好き。散らしてよし、更地にしてよしのいいデッキ。

旗…正直パワーが足りていないがクルルデッキとしての安定性は抜群なので初心者にはいいかもしれない。まあファンデッキの域は出ない。

鏡…現状一番有力な傘絡Xの候補。BANの一貫性は未検討なため注意されたし。絡鏡についてはもう少し詰めれば型をいくつか作れそうな気はする。現状鏡が相当強いので嫌がって傘絡が返ってきやすそうなのも高ポイント。

櫂…傘櫂は櫂ミラーにおいて割かし強く出られる(と筆者は思っている。主観。)ため絡櫂さえデッキが作れればかなりあり寄り。絡櫂選手権になる覚悟は要る。風向きと機巧を同時に管理するのは控えめに言って面倒。

 

 以上で本当に100日傘絡の企画は終わりとなります。それでは皆様よい機巧ライフを。

 ご意見ご指摘ご感想等はTwitterまで。さようなら。

櫻田王家第二王女 奏様の魅力について ~まつかんのオタク人生原点にして頂点~

 皆さんこんにちは、まつかんです。

 突然ですが皆さんは『城下町のダンデライオン』という作品をご存知でしょうか。ご存知ない方はまずアニメを見ましょう。アニメは見たという方は原作を読みましょう。原作も読んだことがあるよ、という方はもっと読んでください。

 作品についてご紹介すると、春日歩先生の原作による4コマ漫画で、2012年から『まんがタイムきららミラク』、2018年から『まんがタイムきらら』で隔月連載中。既刊4巻。2015年夏にアニメ化されました。次期国王を国民投票で決めることになった3男6女の櫻田王家の子供たちが選挙を通じて成長していく様子を描いたハートフル家族愛ストーリーです。EDの「Honey Come!!」(小倉唯)が有名かもしれませんね。ハニカムゥ!

 そんな櫻田王家ですが、私が支持するのはもちろん第二王女の奏様なのですが、今回は私のキャラクターの好みが現在のようになったきっかけを作った櫻田奏様の魅力について書かせていただこうと思います。

 

・お顔

 まずは次の画像をご覧ください。

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 どうですか????????????????? とっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっってもお美しいですよね????????????????? まさにこの世の美の概念を体現したかのようなお顔。クレオパトラ楊貴妃が束になってかかっても裸足で逃げ出すレベル。はあああああああああああああ、好き………

 私はかれこれ5年ほどオタクやってますが、寡聞にして奏様を越えるお顔を持ったキャラクターを知りません。読者のオタク諸兄にも自分のキャラの好みを作った/変えたキャラクターがいるかと思いますが、私の場合はまさにこの櫻田奏様がそうなんですね。

 まずなんと言っても目がいいですよね、目が。つり気味の目ではあっても見た側にきつすぎるような印象を与えず、彼女の溢れんばかりの知性と高貴さ、気高さを感じさせます。ホンマすこ。

 そしてその美しいお顔をより際立たせるこの御髪の長さが素晴らしい。これはマジで顔のいい女性にのみ許される髪型だろ……(炎上しそうなコメント(個人の感想です やっぱ黒髪ボブカット最高やな……顔の良さを邪魔せず、引き立たせるんだけど、さりとて地味にならないこの絶妙な感じ、やっぱ顔がいいからこそ似合ってるんだよなあ…はあ…好き……(好きしか言えない語彙崩壊限界キモオタク)

 

・内面

 内面と言ってもまあ奏様は全てが素晴らしい魅力的なプリンセスなのですが、まず挙げるのは能力周りについてでしょうか。この『城下町のダンデライオン』という作品、王族に生まれた方々にはそれぞれ固有の特殊能力が備わっています。瞬間移動で合ったり重力操作であったりとそれはもう様々な能力を皆様お持ちなのですが、我らが奏様は物質生成の能力をお持ちです。時代や現実に存在するかを問わずどんなものでも生み出すことができる非常に便利な能力にも思えるのですが、生み出したものと同等の資産を対価として消費してしまうという能力であり、自らの欲をコントロールできなければあっという間に破産してしまう、自分を律することのできる者でしか扱えないような能力なのです。奏様はこの能力をきちんとコントロールすることのできる、自律のできる素晴らしい方なのです。最高に素敵ですね。

 そんな奏様も幼少時に双子の兄の修様、一つ下の妹の茜様と公園で遊んでいた折、茜様のために自らの貯金額を使い果たすほどのお城を作りました。しかしそのお城には中に入るための階段がなく、中に入るために修様が茜様を瞬間移動で連れて行ってあげようとしたとき、ムキになった奏様が階段を生成したところ柱が1本消えてしまい、お城が崩れてしまったのです。その崩壊から茜様を守ろうとした修様は事故に巻き込まれ、生涯激しい運動ができなくなるほどの足の怪我を負ってしまいます。これが奏様の中でトラウマとなってしまい、これ以降奏様はちょっとした国家予算規模の資産を溜め込むこととなるのです。このトラウマの描写と修様との和解のエピソードが描かれたアニメ10話はマジで最の高なので、見ることを強くお勧めします。まあ見なくていい話なんて城下町のダンデライオンには存在しないんですが。

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 能力とそれにまつわるトラウマ以外で挙げるべき魅力はあとなんといっても文武両道、学校では勉学もスポーツでも優秀な成績を修められており、生徒会副会長も務めておられます。本当に素敵なプリンセスですね。はあ、好き…

 

・家族想い

 内面の中でも別カテゴリとしてますが、もうね、こんなに顔がいい女の子が家族のことが大好きなのって、最高じゃないですか??????? 私は最高だと思います(せやろな)。家の外では完璧な王女として振る舞い、家族にだけは素を見せる奏様は時に茜様や遥様、光様相手に辛辣なことをおっしゃいますが、いざというときにはトラックに轢かれそうな茜様のために4000万ポンと使ってメチャクチャデカい未来の衝撃吸収材を生成してしまうような一面もあります。

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もうね、このシーンの奏様本当に好き。衝撃吸収材の大きさが奏様の焦りをよく表せてますし、事故を防いだ後の茜様を抱きしめるシーン、マジでヤバい。はあ…しんど… とにかく黙ってアニメの城下町のダンデライオン2話を見てください。

 7話の風邪を引いた茜様を末っ子の栞様と一緒に看病するエピソードもとっても良いものです。見てください。普段落ち着いて冷静な奏様が“どんな病も治る特効薬”だとか“最高の名医”だとかを生成しようとして(それにしても名医を生成ってなんなんだろうな…)当の茜様から止められるというものなのですが、もうホントこういうの好きすぎますね。皆さんも好きでしょ? 好きって言え。

 家族愛溢れる奏様ですが、中でもご自身によく似ていらっしゃる栞様を溺愛されておられます。マジで顔のいい姉妹おねロリって感じなので、そういうのが好きな方は是非見てください。

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・第二子系女子

 そうです、ここまで読んでいただいた方には明らかですね、前回もご紹介した通り奏様は第二子系女子なのです。もうこれだけで魅力的で素敵なキャラクターであるわけですわ。第二子系女子についてよく解らないって人は過去記事を読んでください。

maxc5297.hatenablog.com

 

・最後に

 以上、私が心酔する櫻田王家第二王女、奏様の魅力について書き殴ったお伝えする記事となります。なんならこの記事そのまんま私がどういうキャラクターが好きかという記事みたいなところあります。この記事を通して奏様の魅力のほんの一端でもお伝えできていれば幸いです。皆さんも城下町のダンデライオン、見よう!読もう!

多人数きょうだいにおける第二子系女子の魅力についての考察

 皆さんこんにちは、まつかんです。GWも終わろうとしていますがいかがお過ごしでしょうか。

 さて、今回は表題の通り、『多人数きょうだいにおける第二子系女子の魅力についての考察』となります。読者のオタク諸兄は普段、キャラクターを見る際に、(自分の実際の年齢はさておき)年上、年下、同年代、と自分(ないし自分を投影した主人公等の視点)を基準とした相対的な捉え方をしている方が多いのではないでしょうか。お姉さんキャラ、妹キャラなどの捉え方もこれに準ずるものでしょう。

 しかしそのキャラクターのきょうだい構成に注目する人はあまり多くないのではないでしょうか。

 今回の記事が、多人数きょうだいにおけるキャラクターの生まれ順が、そのキャラクターの設定にどう影響するのかという点について、皆さんが考察をするきっかけの1つになれば幸いです。

 

 

・本記事における多人数きょうだいと第二子系女子の定義

 本記事では、上記の言葉を以下のように定義するものとします。

多人数きょうだい

 4人きょうだい以上のきょうだい。男女比等は考慮しないものとする。

第二子系女子

 第二子として生を受けた女の子キャラ、第二子として生まれてはいないが後述する本記事の考察、紹介する要素を持つキャラ

 

 簡単に説明すると第二子“系”女子っていうのは第二子女子の魅力的な要素を持つ女の子へ対象を拡張しましよ、ということです。みんな好きでしょ、一人っ子のお姉さんとか長女の妹キャラとか。まあそういうことです。

 説明を要するとすれば多人数きょうだいにおいてなぜ本記事で3人きょうだいを含めないか、ということですが(2人きょうだいを含めないのは説明する必要はないでしょう)、まあズバリ3人きょうだいの2番目の子はただの真ん中の子として扱われることがほとんどであり、本記事の趣旨から外れるためです。なに? 結局お前の主観じゃねえか? うるせえ~~しらねえ~~FINAL FA(文章はここで途切れている)

 

・第二子系女子の傾向

 では第二子系女子たちが具体的にどのような傾向があるか挙げてみたいと思います。本記事で紹介する第二子系女子たちの多くに共通する特徴は以下の通りです。

。しっかりもの、世話焼き、きょうだいの面倒をよく見ている

姉属性と妹属性の両立

・きょうだい想い、家族想いの非常にいい子

・兄、姉に対して何かしら思うところがある

順番に見ていきましょう。

・しっかりもの

 第二子系女子の多くはとてもしっかりもののいい子です。第二子長女なんかが特に顕著ですね。第二子次女がそうではないという訳では当然ないですが。多人数きょうだいの2番目という立ち位置が弟妹たちの世話をする役割を求めてくるからか、しっかりものの面倒見のいい子に育つ子が多いのだと考えられますね。第1子が家を開けがちになる創作物が多く、その間家庭を預かるのが自分の役割だと育つといったことも大きいように思われます。

姉属性と妹属性の両立

 まあ当然っちゃ当然ですね。だって第二子なのだからそりゃ姉でもあるし妹でもありますわな。姉としての側面と妹としての側面を両方持つと言っても第二子女子は姉としての面が強い子が多いです。まあこれも多人数きょうだいの第二子に限定して考察している以上当然ではあるのですが。普段姉として振る舞う子が兄、姉に対して見せる妹としての側面にフォーカスを当てたエピソード、いいですよね。(解れ) 個人的には姉と妹の配分が9:1くらいだといいですね。まあこの辺の配分は個人の好みによるでしょう。

・きょうだい想い、家族想い

 しっかりもので面倒見のいい性格とも重なってくる部分は多いのですが、非常にきょうだい想い、そして家族想いの子が多いです。というか100%と言っていいでしょう(ホンマか?)。何なら他の要素が多少薄くてもこれさえあれば第二子系女子名乗ってもいいまである(それは流石にお前の好み入ってる(うるせえ~~しらn(ry

・第1子へのクソデカ感情(クソデカとは言ってない)

 先に述べた要素と繋がってくる部分ではありますが、第二子系女子は兄姉に何かしら思うところを持っています。例えばしっかりものの多い第二子系女子ですが、長男もそれ以上にしっかりしていて、あまり裕福とは言えないために自分のやりたいことを我慢して妹たちのためにバイトする、とかの設定はちょくちょく見かけるかと思います。こういうとき、長女は兄に対してそれはそれはクソデカい感情を持っていますよね。自分たちが兄の重荷になってるんじゃないかとかあんどそーおん。コンプレックス持ちの女の子が好きとかそういうのは特にないのですが、こういう感情から関係性が生まれ、作中でのエピソードが紡がれるのでとても大切です。兄(姉)ができた人間なら先述のような設定ができますし、ダメ兄(姉)貴なら普段しっかりしているのは妹だけどここぞというときに兄(姉)が活躍する、みたいな展開になりがちですね。

 ちなみに、ここでは姉(兄)が優秀過ぎて常に比べられて育った系のコンプレックスは考えません。そういうのは2人姉妹とかで十分です。

 

・第二子系女子にカテゴライズされるキャラクターの一例

 ここまでお読みいただいた読者のオタク諸兄にも十分に第二子系女子の魅力が伝わったかと思いますが、具体的にどういうキャラが第二子系女子にカテゴライズされるのかはイメージしにくいかもしれません。ですのでこの項ではその一例をご紹介したいと思います。

 

都村ほのか(第二子長女、『ランウェイで笑って』より)

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 まずはこの子です。顔も綺麗だし最高ですね。特に目が良いですね、目が。声も石川由衣とか最の高ですわね。

 …まあ表面的なところは置いておいてですね、中身についてはもうね、典型的な第二子女子って感じですよこれは。普段は兄の育人のことを呼び捨てにしているんですが、生意気って感じでもなくて、素直になれないって感じで、良き…って感じなんですが、本当はすごく兄のことを心配してるし、自分たちのことは気にせず自分の道を目指してほしいといつも思ってるような本当にいい子です。育人がデザイナーの元で働き始めて初めての給料がもらえたことでようやく妹たちに夢を追いかける決意をしたことを話すシーンの涙ながらのお兄ちゃん呼びがね、もうね、ヤバいんですわ。アニメで見られるので是非そこまで見てください。

 

中野二乃(第二子次女、『五等分の花嫁』より)

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 ああああああああ二乃好きいいいいいいいいいい家族想いのいい子で本当に好きいいいいいいいいい

 ……取り乱しました。失礼しました。皆さんもご存知二乃です。五つ子故に姉、妹といった感じは少し薄いですが、むしろだからこそ、とでも言うべきでしょうか、二乃はとっっっっっっっても家族想いのいい子です。七つのサヨナラ編は神。全人類五等分の花嫁を読め。二乃の魅力については前回の記事で沢山語ったので是非そちらも合わせてお読みください。

maxc5297.hatenablog.com

 

唯我水希(第二子長女、『ぼくたちは勉強ができない』より)

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 このブラコンもそういえば4人きょうだいの第二子長女でしたね。兄貴に対してクソデカ感情どころか振り切ってブラコンになっちゃってますけど、まあブラコンなのに目をつぶれば割としっかりしたいい子です。この子はまあ妹、って感じで私の好みからは外れがちですが、好きな人は好きなんじゃないですかね。知らんけど。

 

櫻田奏様(第三子次女、『城下町のダンデライオン』より)

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 最後はこの方、櫻田王家第二王女、櫻田奏様です。まず何と言っても顔がいいですよね。ご存知の方も多いかもしれませんが筆者のキャラの好みの根底を作ってしまわれた方で……え? 何? 第二子じゃない? うるせえ!!!受け手が第二子っぽいと思ったらそれはもう第二子系女子として成立するんだよ!!!!!!

 ……失礼しました。取り乱してしまいました。実際問題、奏様は第二子系女子の要素を多く持つキャラクターです。それにまあ第三子と言っても双子の兄の修様は実質第1.5子みたいなところあるし、やっぱ奏様は第二子次女なんだよな(意味不明な発言)。

 まあとにかく、奏様が第三子であることなど些細なことなのですよ。重要なのは奏様が非常に家族想いで、しっかりものの弟妹の皆様にはとても素晴らしい姉君であらせられる一方で時折見せる妹としての側面が良さしかなく、それはそれは素敵な方であるということだけなのですから。もうね、本当に素晴らしいキャラクターです。私は彼女を越えるキャラに未だ出会ってません。我らがプリンセスよ、永遠なれ…

 

 

・まとめ

 以上で第二子系女子の布教記事は終わりとなります。いかがでしたでしょうか。この記事をきっかけに皆さんがキャラクターを見る際に今までよりさらに家族構成に注目してもらうことができるような、そんな記事を書けていましたら幸いです。第二子系女子、この記事では4人紹介しましたが、第二子ではなくとも皆さんの心の目で見れば第二子っぽい女の子はきっといます。読者のオタク諸兄におかれましてはぜひこれからも第二子系女子に注目していただけれと思います。

 それでは今回はここまで。ごきげんよう

 

キモオタが選ぶ!五等分の花嫁ベストシーントップ10!

 みなさんこんにちは。5月になってしまいましたね。外出自粛の先が見えず、日々お疲れのことと思いますが皆さんいかがお過ごしでしょうか。私は今日また一つ年を取ってしまったのですが実家にいるので今年はケーキをワンホール食べることができないのが少しもの足りないですね。まあそんなことはどうでもよくって。

 今回は以前Twitterでアンケートを取らせていただいた企画の第1弾としまして、先月17日に最終巻が発売されて完結を迎えた五等分の花嫁のベストシーンランキングを書かせていただきます。最終巻発売から2週間経ってるしもうええやろ。ネタバレがどうとか言うなら発売日から3日以内には読んでくれ。

 先に宣言しておきますがこのランキングには二乃推し五月贔屓の筆者の独断と偏見しか含まれておりません。「は? このシーンこそが最強なんだが????????????」とか仰る方は是非ご自身で記事でも書いて私にURLを送り付けてください。

 では10位から発表していきましょう。

 

 

 

10位

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(第71話『アドバンテージ』より)

 風太郎と同じケーキ屋でバイトすることになり、風太郎も自分を意識してくれているのだと判り、押せ押せになってる二乃の猛アピール。主人公に向かってなんだその投げキッスは。可愛い。直前の“覚悟しててよね”も大概だけどこの投げキッスも相当ヤバい。ズルするな?

 

9位

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(第110話『最後の祭りが五月の場合②』より)

 これ、1話で風太郎に出会った五月が勉強を教えてくれるよう頼むシーンと最初の中間テストでお互い意地を張って絶対に教えない、教わらないと言ってたシーンを受けてるのがいいですよね。同じフレーズを繰り返して強調するのはやはり強い。一花だと“ドジだな”ですし二乃だと“掴んでろ”がこれに当たるわけですけども。

 

8位

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(第104話『最後の祭りが二乃の場合②』)

 文化祭編、毎週追っていた読者はそれこそ毎週死んでいたのではなかろうか。父親の背後で風太郎を引き寄せキスをした二乃の次のページがこれである。2連続で見開きページ持ってくるとか完全にズルでしかない。ズルするな?????? しかもこれまだ5人続くうちの2人目なんだぜ? 信じられるか…?

 

 7位

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(最終話『五等分の花嫁』より)

 「四葉エンドかめでたしめでたしやな」と余裕ブッこいてた読者に最終巻でぶち込まれた爆弾。おいおいおい、みんな死んだわ…なんで最終話にもなって二乃の魅力を言語化したかのようなシーンぶち込んでくるん…こんなんキモオタになってしまう…好き…

 

6話

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(第118話『五月の思い出』より)

 あれ? この辺りは五月回が続いていたはずなのにおかしいぞ…? このシーンからはマジで二乃がいい子なのが伝わってくるんですよね。まだ勝負を降りるつもりはないと言いながらも四葉風太郎のことを認めてくれるんですよね。やっぱり根本的なところで二乃は姉妹の中でも特に姉妹想いですよね。ほんと好き。

 

5位

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(第81話『シスターズウォー 四回戦』より)

 もうね、ここなんですよ。このシーンにこそ二乃のいい子さ全て出ていると言って良いわけですよ。例え姉妹相手であっても風太郎を譲るつもりはないし手段を選ぶつもりはないと温泉で言っていながらでもやっぱり姉妹のことは大切で、だからこそ姉妹の誰かと風太郎が結ばれるなら祝福したいと言う二乃。だからこそ姉妹を傷つけるような手段をとる一花が許せない。ほんといい子すぎかよ。はああああ(クソデカ溜息)、好き………

 

4位

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(第82回『シスターズウォー 五回戦』より)

 は????????????好きやが?????????前回の流れでこんなシーンブッ込まれたらこんなん二乃好きになるに決まってるが???????????????逆に世の中のごとよめ読者はなんでこのシーン読んで二乃推しになってへんねん?????????????????????????マジで作者天才か??????????????普段から何食ってたらこんなシーン思いつくねん?????????????????????????????????

 

3位

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(第47話『七つのサヨナラ⑨』より)

 ――ボブカット好きキモオタクまつかん、ここに眠る――

 

2位

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(第60話『攻略開始』より)

 オタクは2度死ぬ。2話連続で告白して定番の告白不発イベントを踏み越えるようなヒロインマジでなんなんだよ…好き…この見開きに至るまでの流れも神懸ってるんですよね。告白が聞かれていなかったと判って“むしろ聞かれてなくて良かった”と厨房から出たと思った後ページめくったらこのシーンなんですよ。当然オタクは死にます。私も灰になりましたね。サラサラ…って感じに。ということで1位は当然…

 

1位

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(第59話『最後の試験が二乃の場合』より)

 当然だよなあああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ここまでの直球ドストレートの告白見て語彙喪失しないオタクいんのかオラ!!!!!!!!!!!!!あああああああああ二乃好きいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!…春場先生、オタクを殺して稼いだ金で食う飯は、美味いですか…

 

 

 

 以上、二乃推し五月贔屓のキモオタクによるごとよめベストシーン集でした。みんなもごとよめ読んで限界オタクになろうな…!!!!

キモオタが語彙を焼失した話

 皆さんごきげんよう、まつかんです。Twitterでアンケートを取らせていただいて次の怪文書記事のネタを皆さんに伺っておいてアレなのですが、昨夜読んだラノベで語彙を焼失したので書き記していこうと思います。怪文書は鮮度が命ですからね。

 アンケートはどうなるの? とご心配いただいている皆さんはご安心ください。アンケートの結果に関わらず全て記事にはします。近いうちには。アンケートの結果で力の入り方が多少変わる程度です。

 

 昨夜私が読んでいたのは『継母の連れ子が元カノだった』(紙城境介著、イラスト/たかやKi角川スニーカー文庫より)の4巻。初めて聞いた人はまあこう思うことでしょう。“なんやねんその作者の性癖煮詰めたようなタイトルはw”と。まあ私も最初はそう思ったわけですよ。この作品との出会いはマジで思い出せないんですよね。コミカライズの試し読みが広告かなんかで流れてきたのを読んで買い始めたのか書店で半ば気まぐれに買ったのかどちらか今となっては判らないのですが、多分3巻が出た頃だったように思いますね。

 

 内容はまあ見たまんまですわ。父子家庭で育ってきた主人公と母子家庭で育ってきたヒロインが高校入学を機に両親の再婚できょうだいになったけどこいつら実は中学の時に付き合ってて別れてて、でもまあお互い未練があってみたいな感じでこの事実を周りに隠しながら過ごしていくような作品なわけです。

 流れもまあ各巻おおよそ同じです。なんか起こる、ヒロインが主人公を避ける、なんか起こる、ヒロインがデレる、主人公が軽く赤面するみたいな流れの良くも悪くもテンプレ、古き良き、って感じの流れのありがちなラブコメ作品です。

 3巻まで読んだ私の感想はまあ言っちゃうと普通でした。読んでる間は“こいつらもうさっさとヨリ戻せよ(ニチャア(キモオタ”って感じで、読みつつ、読後は“まあ続き追っかけるくらいはしてもいいな(唐突な上から目線)”って感じの作品だったのですが、4巻で化けました。ヤバかったです。語彙を失ったなんて甘いものじゃない。焼失しました。焼かれました。最近樋口に辻斬られたり伊理戸結女(本作のヒロイン)に語彙焼かれたりでもうメチャクチャだよ…

 

 ここから先は4巻のネタバレを含むのでご注意ください。

 

 水斗(主人公)の父親方の祖母の実家のある田舎に来た伊理戸家。ここで結女は水斗のルーツに触れていったりなんやかんやしたりしつつそこで水斗のはとこのおねーさんと出会うわけですが、まあありがちなことにこのヒロイン古今東西のラブコメヒロインの例に漏れずこのねーちゃんが水斗の初恋の相手なんじゃないかと勘違いするわけですわ。自分の言うことにはいちいち突っかかってくる水斗がこのねーちゃんの言うことは素直に聞き入れるのが面白くない。まあこの辺はありがちありがち。なんなら親の顔より見たまである(もっと親の顔見ろ)。で、水斗を避けて気まずくなるところまでもはやテンプレ。いいぞもっとやれ。

 で、このねーちゃんがおせっかいを焼いて2人を2人きりにさせて仲直りさせるんですけど(わあこれまたテンプレって感じ)、このシーンがね、まず良かったわけですわ。結女が水斗のことを感極まって伊理戸君、伊理戸君、と中学時代に付き合っていた時のように連呼しちゃうんですが結女の方も水斗が綾井(結女の家族の旧姓)と呼んでくれるなんてことは期待してないわけです。時が経って2人はきょうだいになったので。

 そしたら水斗がまあ当然ラブコメの主人公らしくこの時だけは付き合っていたころに戻って綾井、と呼んであげるんですけど、この描写がいいんですよね。電気すらつかない時計のない部屋で時間が判るのは水斗の手元のスマホのみ、というところを受けて綾井と呼んだ水斗の様子を見た結女は水斗がスマホの電源を切ってることに気づくんですね。時計のない部屋で時間を確認する術が水斗のスマホのみ、つまりこのスマホの電源が落ちてる以上今が何時で、なんなら何年で、何月で、何日なのか判らないわけです。

 

は????キッモ!!!(好き!!!!!!!!!!!!!!!!)今だけ昔に戻るから、というその言い訳に時計のない部屋でスマホの電源落とすとか作者天才か?????????普段何食ってたらそんなん思いつくねん??????????????????????????(錯乱)

 

…というわけでまあひとしきり泣いた結女はそこではとこのねーちゃん、もうめんどくさいし円香(奇しくも樋口と同じ名前ですね。どうでもいいですが)でいいや、が水斗の初恋の相手でもなんでもなく、水斗にとっても結女と付き合っていた時が初恋だったと判り、部屋が暗くて良かった、みたいなこと思うわけですわ。はいテンプレテンプレ(いいぞもっとやれ)。で、恐るべきはこのシーンがクライマックスの山場じゃないこと。マジでただ仲直りしました、程度の章でしかないところなんですね。

 田舎での最終日にみんなで縁日に行くんですが、花火の良く見える場所をとってあるから、というところで水斗がフラっと消えちゃうんですが、結女が毎年水斗が一人で花火を見ていた場所を見つけるんですね。このシーンがマジで最の高で、ここはマジで読んでもらうより他ないのですが、結女が花火の最中に唇を奪った後のモノローグがマジでヤバヤバのヤバ。私はここで語彙を焼失しました。もうまじむり…

 水斗への好意を改めて自覚した結女が、水斗の中に残る“綾井結女”を蹴落として“伊理戸結女”として口説き落とす、と宣戦布告するんですが、

 

作者マジでナニモンだよ???????過去の自分相手のヒロインレース展開さすな??????????

 

となってしまいもうダメでしたね。語彙が焼かれました。

はあ…好き……(こいついつも好意を自覚して宣戦布告するヒロインにやられてんな)

終わり(なげっぱ)

100日で回せるようになる傘絡10日目 ~総括 9日間を振り返って~

 どうもみなさんこんにちは、まつかんです。9日間連続でお届けしてまいりました“100日で回せるようになる傘絡”、2桁日数連続更新というビックリな更新速度でもってみなさんにお読みいただいてきたわけですが今日で最終回です。というわけで今回はこれまでの記事を振り返って書き足りなかったりした部分の補足ですとか、書いた私の感想なんかを書いていこうかなと思います。読者の皆さんにはハブページ代わりにでもしていただければと思います。

 

・1日目

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 全てはここから始まった。過去に戻れるならそんな企画止めた方がいいよ、と過去の自分に教えてあげたい気分です。週刊あたりにしとけ、せめて隔日連載くらいにしとけ、と。ですがまあこういうのは勢いですし、まあ終わってみればこれで良かったような気がします。

 それはともかく、1日目はユキヒ、クルル両メガミの視点から傘絡という組み合わせの戦術的相性補完について解説させていただきました。傘絡がどういう強みを持った組み合わせなのか、どういう主張があるのか、という点を理解しているのとそうでないのとでは練習の効率も変わってきます。私の記事をそのままというわけでなく、読者諸兄一人ゝゝが、傘絡の強みを噛み砕いて自分なりに落とし込むことが大切です。使用者によって得意なデッキが異なり、同じマッチアップでも違うデッキがぶつけられ得るため相手が対処に困るのも傘絡の強みの一つです。これまでご紹介した3系統7種のデッキのうち、1系統は自信の持てるアーキタイプを持てるようになれるといいと思います。

 

・2日目

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  回すのも比較的簡単でデッキの強みも理解しやすい、いかにも素直なえれきてるデッキです。このデッキの構築理念を理解できていれば他のクルルXのえれきデッキにも応用が効きます。クルル初心者はまずこのデッキから慣れていくといいと思います。

 

・3日目

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  はらりゆきを絡めた2日目のデッキのマイナーチェンジ版でした。着想としては絡兜の三重膝えれきデッキです。えれきの弱点であるところの機巧が揃わないうちにでゅーぷりぎあを纏めて引いてきてしまって打点が足りなくなるといった問題を解決するに当たって、切札だけでえれきの機巧を完成させて弱点を強みに変えたのが2日目のデッキならば、打てないえれきの分3/1を振ることで強引に解決するのがこのデッキです。事実このデッキは無理にえれきを打つ必要はなく、足りない分ははらりゆきで取ればいいくらいの気持ちで回すのがいいでしょう。

 

・4日目

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  実は筆者が最も得意とするのがこの系統のデッキです。いんだすとりあで攻撃札を増やすデッキアーキタイプを得意とするミコト、というのが自己評価なのですが、『想い一枚』にもそう紹介に書いていただくようお願いしました。いんだすとりあ系のデッキはよくも悪くもクルルらしさが少し薄くなりがちですし、増やす札によってデッキの色が変わってくるためこのデッキの練習がそのまま他のいんだ赤札系デッキに応用できるかと言われると少々怪しいのですが。

 

・5日目

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  この企画で初めて枢式が採用されたのがこの日の回でした。デッキ自体は既に紹介してあるものだったのでこの日は『想い一枚』の続編というか、増刊号みたいなものを書かせていただきました。大事なことなのでこのフレーズをもう一度書いておきましょう。

―“枢式は安全を買うカード”byますたーH氏―

 

・6日目

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  突然ですが傘使いは大きく分けて2種類に大別できると思っています。ゆらりびへの信頼度が高いミコトと低いミコトです。私も関東では傘使いとして認識していただいていたミコトですが、私はどちらかというとゆらりびという切札はそれなりに信用しています。ゆらりび単体では確かに正直少し心許ないカードではありますが、構築単位でしっかり補助してやればその分しっかり応えてくれるカードだと思います。みなさんも是非ゆらりびをどうしたらライフに当てられるかを考えてみていただいてユキヒの楽しさを味わっていただければと思います。

 

・7日目

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  びくご全体の基本的な解説をさせていただきました。傘絡を紹介するシリーズでやることでもないのかもしれませんが、この下地があるかないかでは次の回以降のびくごデッキへの理解度という点で大きな差があると判断したため書かせていただきました。

 ちなみに、この記事中の『1巡(3ターン周期)で3点取れるか否か』をびくごデッキの速さの指標としている理由は忍機の分身あならいず構築がまさしくこのDptだからです。あのデッキは大量の伏せ札を作っても回るようにできていて簡単に回せるので回し方という点ではあまり他のデッキの参考にならないと思っていますが、Dptの指標としてはかなり妥当なものだと持っています。そもそも山札1巡当たりの打点が2点程度になってしまう場合、どれだけ頑張っても4巡はデッキを回す必要があり、流石に遅すぎることはお判りいただけると思います。それを許容できるようなデッキは何かしらの主張が必要で、そこまでの主張を持つデッキはほとんど存在しないと言って良いと思います(新メガミの実装や環境の変化次第で変わる可能性はあります)。皆さんもびくごデッキを考える際にはDpt1.00を頭の片隅に置いておいてください。

 

・8日目

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 個人的に傘絡で最もDptが高いと思っているデッキで、実はこのデッキ、第4シーズン当時既に考えてはいたのですが、環境に適合できなかったため陽の目をみることがなかったという裏話があったりします。その頃の私のメインウェポンは専らいんだふりたぐでした。それがデッキ構築の際の選択肢にまでなったと考えると感慨深いものがありますね。

 

・9日目

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 私の持つ傘絡のデッキの最後は枢式びくごに飾ってもらいました。しかし残念ながら正直書くべきことは既にほかの記事で書き尽くされており、新しく書いたことと言えば枢式は2巡目に間に合わなければ遅い、という点とオマケの傘絡ミラーの知見だけでした。

 ちなみにこの傘絡ミラー、今日脳内で検討したところとるねーどえれき構築でどろりびくごにも勝てそうであると結論付けられ、最終的な傘絡ミラー時の結論デッキはとるねーどえれきであること、先手やや優勢の引き勝負になるというクソゲーであることが判明してしまいました。傘絡は完ミラーの中でも比較的マシだと思っていたのでこの結果には残念です。

 

 

・まとめ

 10日にわたる傘絡紹介連載企画、いかがでしたでしょうか。この企画が傘絡プレイ人口増加の一助になれば私としても嬉しい限りです。使うミコトが増えればその分検討が進んだり新デッキが生まれたりすることも増えますからね。この10日間読んでいただけた皆さんは、それだけで傘絡のデッキにどういう強みがあるのかということが解っていただけたのではないでしょうか。あとは実践あるのみです。どんな相手にはどの型を使うべきか、そういったことまでは流石に記事として公開できませんので(一種の企業秘密というヤツです)、回していくうちに皆さんの中で消化していってもらえればと思います。どうしても相手にぶつけるべきデッキを知りたいときは私に聞いてください。私の知見の及ぶ範囲で、答えられる範囲は当然ありますが、極力お答えしたいと思います。練習を重ねた皆さんが90日後に傘絡を回せるようになっていることを祈っております。

 それではみなさん10日間お読みいただき、まことにありがとうございました。ご意見やご指摘は私のTwitterまでお寄せいただければ幸いです。それではまたいつかお会いしましょう。